弓、完成しました。
ニスを塗って、
パーツを磨いて、
馬毛も張って、
取り急ぎ完成させました。
ラッピングは紺でまとめてみましたがどうでしょうか。
これで、バイオリンの弓は在庫が2本になりました。
まだ続いております。
前回、貝のスライドまで終わっていましたが
次はアンダースライド(フロッグと弓の竿が接触する部分)です。
ねじを回して毛を張るときにスライドする部分ですね。
まずは0.2~0.3mm程度の薄い銀板を用意して、ちょうどいい大きさに糸鋸で切断します。
薄いシルバーを型にはめて曲げて、、、
と、そんな大変なことをしなくても
この形で売っています。
この方が無駄もないし、キレイだし(^^;
そして、接着して、、、
このまましばらく置いておきます。
その間に、、、
弓本体の棹を進めておきます。
ヘッドをだいたいの形まで整えました。
進めております。
こんな感じの黒い四角い木材を加工してフロッグを製作しております。↓
いろいろ削って前回作ったフェルルがぴったりはまるようになりました(^_^;
次はスライドの貝が入る部分を削っていきます。
スライド自体はこんな感じで↓
2枚の板からできています。
貝の下の黒い木は黒檀です。バイオリンのナットや指板に使われている堅い木ですね。
だいたい1mm厚程度の貝と黒檀の板を貼り合わせており、毛束を収納するフロッグの蓋の役割をしています。
スライドもぴったりはまるように溝を掘ったところで、今日はここまで。
フロッグ製作はまだまだ続きます。
作り始めました。
まずは、フェルルから。
0.8~1mm程度の厚さの銀の板から作っております。
アクセサリなどでも使う925のシルバーを使っております。
銀板を適度な大きさに切断して、叩いて曲げて
ロウ付けで接着します。
やすりで削って形を整えてこんな感じです。
次はフロッグにフェルルを装着できるようにするんですが、それはまた次回。
ところで、先日毛替えでお預かりした弓ですが、フェルルのロウ付け部分に剥がれと小さいですがひびがありました。
ロウ付けの剥がれ↑
フェルルの製作と同じでろう付けして修理可能です。
よく見ないとわからないですが、、、
もしお使いの弓で見つかりましたら当工房まで(^_^)
バロックビオラを製作中です。 売れ残りの昔作ったビオラを改造していますがどうなるでしょうか? ネックを切って(^_^;)
短めのネックに継ぎなおしています。
小さめの390mmのビオラで、小さくて弾きやすいのに低音がよく響くビオラを目指して板の厚さなど工夫しようとしていたんですが、思い付いてバロックビオラに改造してみました。
しかし、、、ガット弦が無い(-_-;)
さっそく注文しようとしたんですが、いつもガット弦を買っているところが品切れでした、残念。
というわけで中途半端なところまでしか進んでいません。
ナットは象牙、、と言いたいところですがタグアナッツを使っています。
こんな感じのナッツで、(硬くて食べられないか(-_-;)
割ると中に空洞がありひび割れているので、うまく加工しないとナットに使えません。
ガット弦を仕入れたら試奏をしてみたいと思います。