Vn-ドミナント(トマスティック)
定番のナイロン弦ですね。日本では最も売れている弦ではないでしょうか。
ちなみに弦の種類は大きく分けて、ナイロン弦、スチール弦、ガット弦とありますが、動画で分かりやすく説明しているものがありましたので、ご紹介します。ナイロン弦の心材はふわふわですね(^^)
定価と材質
定価 | 心材 | 巻線 | |
---|---|---|---|
E | ¥440 | ステンレススチール | ー |
E | ¥770 | カーボンスチール | 錫メッキ |
E | ¥1,430 | カーボンスチール | アルミ巻 |
A | ¥1,980 | ナイロン | アルミ巻 |
D | ¥2,750 | ナイロン | アルミ巻 |
D | ¥2,970 | ナイロン | シルバー巻 |
G | ¥2,970 | ナイロン | シルバー巻 |
G線、D線、A線はナイロン弦ですが、E線についてはスチール弦で3種類があります。
よく売れるせいか、ネットショップでも半額程度で売ってあるのをよく見かけます。
安いので初心者向けかというとそうでもなく、プロの演奏家だと、ヒラリー・ハーン(HilaryHahn)さんもドミナントを使っているようですので、安心して(^^使っていてください。
少し詳しく見てみましょう、まずはD線について。
D線は2種類
D線は心材は一緒ですが、アルミ巻(上画像右)とシルバー巻(上画像左)の2種類があり、シルバー巻の方が200円ほど高くなっています。
特に指定せずに買うとアルミ巻の方になります。
シルバーの方が重い金属だからなのでしょう、写真ではわかりにくいですが、シルバー巻の方がアルミ巻よりも細くなっているように見えます。
実際に測定してみました。
アルミ巻が0.7mmに対して、シルバー巻が0.5mmでした。
この0.2mmの差は小さいようで割と大きくて、弾き比べるとわかると思います。
どちらがいいかは好みだと思いますが、細い方が弾きやすいのでシルバー巻だという人もいれば、 シルバーの方が黒く変色しやすく指が汚れやすいので、アルミ巻を選ぶという人もいます。
また、音色でいうと、G線がシルバー巻、A線がアルミ巻なので、D線をG線の音色に合わせたければシルバー巻、A線の音色に合わせたければアルミ巻を選ぶという考え方もあると思います。
E線は3種類あるが、、
セットで買うと付いてくる、1番高いスチールの心材にアルミ巻のE線は、普通のスチール弦よりは柔軟性があっていいんじゃないかと思うのですが、あまり人気がありません(^_^;)
G、D、A線をドミナントにしている人でも、E線だけは違う種類の弦を張っている人が多いですね。
ちなみに前述の ヒラリー・ハーン(HilaryHahn)さんは、E線はPirastroGOLDのループエンドを使っているようです。
E線に関しては検索してもそんなに情報が見つからないですね。 値段はそんなに高くないので、暇なときに弾き比べをしてみようかなとも思います。
ちなみに、私のおすすめはPirastroのNo.1とD’AddarioのKaplanSolutionです。
バイオリンの弦は種類がたくさんありすぎてどれにしたらいいか迷う方も多いと思いますが、そんな時はこのドミナントを選んでみてはいかがでしょうか。