エヴァ・ピラッツィ(Evah Pirazzi)-ピラストロ(Pirastro)

ドミナントに続いて人気のある弦で、分数バイオリンにもたまに張ってあります。最近発売されたGoldと区別してこちらをエヴァ・ピラッツィ・”グリーン”と呼ぶ人もいます。
テンションが強く、音色より音量重視の方が選ぶ場合が多いように思います。
定価(2020/2月、税込)
定価 | 心材 | 外側 | 張力 | |
---|---|---|---|---|
E | ¥1,100 | シルバリースチール | ー | 7.8 |
¥2,200 | ゴールドスチール | ー | 8.6 | |
¥3,410 | クロムスチール | プラチナ | 8.5 | |
A | ¥4,400 | 合成繊維 | アルミ巻 | 5.6 |
D | ¥5,830 | 合成繊維 | シルバー巻 | 4.8 |
G | ¥6,710 | 合成繊維 | シルバー巻 | 4.9 |
セット | ¥18,040 | ~¥20,350 |
※張力:メーカーHPより(mittel)
特徴
※メーカーHPより
・最新技術による合成繊維のコア
・密でパワフル、ソリストに最適
・どんな音量で弾いても弾きやすく、反応が良い
・濃厚な音で輝くような倍音を持つ
・遠くまでよく響く
・弓や指の動作を素早く美しい音色に変換する
・表現力豊かで、素晴らしいニュアンス
・pからffまで音量の幅が広い
・非常に安定したチューニング
・温度・湿度の変化に影響を受けない
E線は3種類
弦の種類はG、D、A線はナイロン弦で、E線だけはスチール弦でゴールドスチール、シルバリースチール、プラチナコーティングの3種類があります。
これらの3種類を比較したレビュー記事などあればいいのですが、なかなか見つかりません。
ゴールドに関しては、他の製品でもE線に使われており、柔らかい金属のため弓の毛に引っ掛かりやすく、音も裏返りにくいという話を聞いたことがあります。きれいな音を出しやすいのではないかと思います。音が裏返る問題はゴールドだと起こりやすいので注意が必要です。
e線の開放弦で音が裏返りやすい、ひっくり返りやすい場合はシルバーがおすすめです!
プラチナE線は試してみたい?!
プラチナのE線に関しては、2017年発売時の記事(TheViolinChannel)が見つかりましたので、適当翻訳(^^ですが抜粋して載せておきます。ピラストロのHPに載っていることではありますが、参考にしていただければと思います。
(個人的には、記事へのコメントがremovable ballについてだけなのがツボですが^^)
”遠くまでよく響き、快適な運指、音色と倍音の輝きを特に支援するように設計されています。”
”A線からE線への移弦に違和感を感じないように設計されている…”
”プラチナでコーティングされた表面は(押さえた時の)指の安定とポジション移動、ビブラートのし易さを目的としている。”
値段は高いがお勧めです!!
お値段はそれなりにしますが、使っている人も多く、評判もいいと思いますので、音量や響きを重視する方にはお勧めです。
今回調べてみて、プラチナが気になってきました。
今度3種類とも買って試してみようかと思っています。